2022/07/07
葦簀と簾
投稿者: 山田英昭
皆さんこんにちは
今年は早々と梅雨明けし大変な夏になる事が予感されましたが、先日の台風と前線の影響も有ってか雨に恵まれて、少しの間だけ恵の雨に肖れた気がします。
廻りの住環境を見るとあらゆる物が値上げされて居る昨今で、夏の到来に伴って電気料金の掛かり具合は気にならないとは言えない今日ですね。
そこで、気分的に涼しく感じる事が出来るものとして思いつくのが、葦簀や簾。
材料は竹や葦で作られており、昨今はビニール系の素材の物も見受けられます。
幼少の頃の思い出は、葦簀の日陰で涼みながらアイスクリームなどを頬張って居た記憶がよみがえります。
そこで視覚的な効能は承知の通りで、立てかけた葦簀に霧吹きなどで水を噴霧すると、そこをすり抜ける風はやはり優しくなるそうです。
気温が高くても吹く風が涼しく感じると、体感温度は低く感じるあれですね。
現在建築される方のほとんどは高遮熱・高断熱のガラスを採択されて、以前と比較すると窓を通じて通過する熱量は飛躍的に抑える事が出来て、快適さは随分向上しました。
エアコンを常用するほど計画的な換気は必要ですから、窓には葦簀を立てかけて置き、換気をする際は霧吹きなどで水をかけてやり換気しては如何でしょうか。
大変に長くなりそうなこの夏
軒が有れば風鈴などもぶら下げて、少しでも涼しく感じる工夫も必要です。
時節柄お気を付け下さいませ。