2025/05/25
資金援助を受ける前に

投稿者: 新居亘
こんにちは。可児店/新居です。
家づくりにおける親からの資金援助は、夢のマイホーム実現を大きく後押ししてくれるものですが、援助方法によってメリット・デメリットが異なります。ここでは、代表的な3つの方法「贈与」「借入」「共有名義」について、それぞれの特徴と注意点を解説します。
【贈与】
親から子へ財産を無償で譲り渡す方法
・返済の義務はない
・贈与された金額には贈与税がかかる
└非課税特例あり。
《住宅取得等資金贈与の非課税特例》
一定の条件を満たす場合、最大1,000万円(省エネ等住宅の場合)までの贈与が非課税となります。
適用条件や非課税限度額は、住宅の種類や契約時期によって異なります。
贈与税の特例は条件に該当した人が受けられる制度で、大幅な節税につながります。
しかし、期間によって左右されるのはもちろん、税率によっても左右されます。
特に、贈与税は消費税の変化にも影響を受けるため、十分注意しておかなくてはなりません。
【借入】
親から資金を借りて住宅の購入資金に充てる方法
・返済義務がある(金利が発生する場合もある)
・贈与税がかからない
・贈与とみなされてしまわないように、返済方法や金利を明確に設定したうえで借用書を残しておきましょう
【共有名義】
親が出してくれた金額に応じて持分割合を登記する方法
・返済義務がある(金利が発生する場合もある)
・資金負担に応じた持分割合を登記すれば、贈与税がかからない
・親にも持分に応じた固定資産税などが発生してしまう点に注意
・贈与税の発生を防ぐため、資金負担額に応じた持分割合を正しく登記することが重要です
【まとめ】
親からの資金援助を受ける際は、家族の状況や将来的な影響を考慮しながら、最適な方法を選択することが重要です。
特に税制面での影響や将来の相続対策なども含めて検討し、必要に応じて専門家への相談も検討しましょう。
どの方法を選択する場合でも、親子間で十分な話し合いを行い、書面での取り決めを行うことをおすすめします。
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