2025/07/04
後悔しない家づくりのポイント②

投稿者: 山本朋美
前回、将来を見据えた間取りを考える家づくりについてお伝えしました。
今回は🏃♀️生活動線を“将来仕様”で考える
若いときには気にならなかった階段やちょっとした段差も、年齢を重ねると負担に感じるようになります。だからこそ、今はまだ必要がなくても、将来の暮らしに備えた間取り設計がとても大切です。
💡1階に寝室を設けるプランも選択肢に
2階建ての場合でも、将来的に1階だけで生活が完結できるような間取りにしておくと安心です。
たとえば、
- 1階に寝室(または和室)を設けておく
- 将来はその部屋を夫婦の主寝室として使えるようにする
これにより、足腰が弱っても階段の昇り降りをせずに快適に暮らせます。
🚪バリアフリーな動線を最初から設計
玄関から室内への移動、トイレや浴室へのアクセスは毎日のこと。以下のような点を意識しておくと、将来的にもストレスがありません。

- 段差の少ないフラットな床設計
- 廊下やドアの幅は車いすでも通れる90cm以上が理想
- トイレや浴室の近くに手すり用の下地を入れておく
「必要になってからリフォーム」ではなく、最初から備えておくことで、余分なコストや工事の手間を省けます。
日常の動線に無理がないことは、将来も変わらず快適に暮らせる家づくりの基本。
「今の快適さ」+「将来の安心感」の両立を考えて間取りを計画しましょう。
次回住み心地の基礎ともいえる性能・断熱についてお伝えします。