2025/07/20
高性能住宅を安心して暮らすために

投稿者: 新居亘
こんにちは。可児店/新居です。
「冬は暖かく、夏は涼しい」「光熱費が抑えられる」こうした理由から、高気密・高断熱住宅やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が理想の住まいとして注目されています。
「せっかくの高性能住宅が、逆にストレスの原因に?」
性能が高いからこそ起きる、意外な“落とし穴”とは。
① 換気が止まると、空気がよどむ
高気密住宅は外気を遮断する構造。快適性は高い反面、換気が止まると空気がこもり、以下のような問題が起きやすくなります。
・二酸化炭素や湿気がたまる
・化学物質が滞留する
・頭痛や倦怠感などシックハウスのような症状
24時間換気と定期的なフィルター掃除が重要です。
② 冬の乾燥に要注意
冬でも暖かい室内は理想的ですが、その分、空気は乾燥しやすくなります。
・ウイルスが活性化しやすい
・喉の不調や肌荒れ
・ 加湿器が手放せない家庭も
湿度40〜60%の管理が快適性を保つカギです。
④ 快適さは「住まい方」で決まる
高性能住宅を快適に保つには、住む人の工夫が欠かせません。
・換気は年中ONが基本
・フィルターの清掃・交換
・加湿・除湿のバランスを取る
・空気の流れをつくる家具配置
・床下や天井裏の定期点検
「住みこなしが快適さを支えます」
(まとめ)
「家の性能 × 暮らしの工夫=本当の快適」
高気密・高断熱住宅は、省エネで快適な家ですが、何もしなくても快適に保てるわけではありません。
毎日のちょっとした手入れと意識が、住まいの快適性と健康を守ります。
「高性能な家」を、「心地よく暮らせる家」にするために
住まい方を、少し見直してみてはいかがでしょうか。