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2021/09/02

何でも値上げ

投稿者: 森有生

こんばんは。伸和建設の森です。

木造建築業界では、ウッドショックの影響が未だに出続けています。

この4月頃~現在に至るまで、上棟をお待たせしてしまったお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

工程がずれ込み、かなりお待ちいただいたお施主様もいらっしゃいます。本当に申し訳御座いませんでした。

ウッドショックの影響は非常に大きく、材料供給不足だけには留まらず、更には価格までかなり高騰しているという非常事態です。

今年の末頃には木材仕入れ価格は高騰前の倍くらいになるのではないかという見込みもあります。

しかしながら、建設業は新型コロナの蔓延が発生して、あまり影響を受けてこなかった業種の一つでもあります。

そこに目を付けて、木材価格を釣り上げたのは本当に巧妙だなと感じています。

しかし、海外では木材の先物取引価格は暴落しています。

米国の木材先物、最高値の3分の1に下落が加速

世界の木材相場高「ウッドショック」の起点となった米国で先物相場が一段と下落し、5月の最高値の3分の1に落ち込んだ。住宅着工が遅れた影響のほか、需要家が高値を嫌気したため。一方、最高値の頃に契約した木材が日本に輸入されるのはこれからで、国内価格は上昇が続く。

※引用元 日本経済新聞より抜粋

そうなんです、ウッドショックを引き起こし、そしてすぐにバブルがはじけたとのことです。

現在の先物価格は通常価格に戻っています。

しかし、あくまで先物価格です。ウッドショック時の先物価格で買わざるを得なかった日本商社が、どこまでこの後に価格を均一化するのか。もしくはそのままのレートで出してくるのか。これはもはや災害級の出来事です。

日本の商社がこれだけ弱者だという事を世間に知らしめてしまった事件でもありました。

未だに納材される価格は高騰し続けていますが、近い将来の仕入れ額は下がっていくはずです。

それが1年後なのか2年後なのかはまだ誰も知り得ていません。

昨今は、半導体もそうですし鋼材もそうですね。原材料の高騰しかありません。高騰すると仕入れ額や卸額に転嫁するのですが、仕入れ額が下がった時には値下げをして欲しいですよね。

日本の建設業界は、ここ数年間はずっと値上がり傾向で仕入れが根本的に下がった材料はありません。

この値上げ合戦も、どこまで続いていくのか。

その業種業種の企業毎に、少しづつでも良いので我慢をしていければ価格アップは逃れられるはずです。

A社が上げたから、弊社も値上げしよう!的な連鎖反応が市場にはあります。

どれだけ文句を言っていても、始まりませんが僕達が出来る限りのことはご提案していきたいと思います。

折角なら建ててよかったと言ってもらいたいですもんね。

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